徒然なるままに

双極性障害を持つアラサー男子の療養、日常を書いてます。

広告代理店という悪の組織

こんにちは。

新生活が始まります(ました)ね。私も数年前、期待いっぱいに東京に出て、マンション借りて仕事に行ったのを覚えています。

 

最近広告代理店の問題が世間を騒がせています。記事タイトルでは「悪の組織」と書いていますが会社が悪という意味ではなくビジネスモデルを指します。

私もレコード会社の後は広告代理店にいました。今に始まった事ではない問題ですが今回はがっつり追求されていますね。これで良い方向に向かえばいいのですがおそらく根本的改善に至らないような気がしてなりません。

 

 

広告代理店とは

広告代理店とはどんな商売か。

読んで字のごとく、広告を会社(メーカー)の代わりに行うのが広告代理店です。

車メーカーが新しい車を発表し売り出す際、認知度を広めて予約件数を増やしたいですよね?

そんな時に活躍するのが広告代理店。簡単な案件から行くと広告戦略のアドバイス

過去のデータと比較してこんな広告すると効果的ですよ、とかを言う感じです。

もっとお金をかけられる場合はCMを作ったり看板や電車内、公共スペースの広告も作成してくれます。また展示イベントなど設営、運営するのも広告代理店の仕事です。

 

・クライアント

会社またはメーカー

・広告代理店

電通博報堂など

・各専門下請け企業

イベント会社、CM製作会社など

・さらに下請け企業

イベントスタッフの会社、コンパニオンなどモデル事務所、設営器具などのリース会社など

 

大体こうゆう流れになってます。

この流れを踏まえて問題がどうあるか考えてみます。

 

なぜ広告代理店は長時間労働を強いられるのか

会社というものは当然利益を生む必要があります。そしてそれを実行、達成するにはノルマが必要になり社員へ分配されていきます。

広告代理店の場合、営業班と製作班に分かれています。営業マンが頑張ってとった仕事を製作班がこなして行くわけです。双方、一件ずつではなく複数案件を同時に進行していくのです。

こうなると寝る間もないくらい忙しくなるのは目に見えてわかります。イベントを完遂するためには準備がものすごくかかる。それを下請け業者にも振り分けなければいけません。

下請け業者も広告代理店と似たような状態になります。一社からの依頼だけでなく複数社から依頼を受け繁忙期は完全に人手不足になります。また案件が重なるなんてことも。

例えば東京モーターショー。定期開催の大型イベントではどのメーカーも力を入れます。すると大元の広告代理店もそうですが下請け業者にはかなりの量の仕事が振られます。当日の運営が3ブース以上になるともうどうしようもありません。なのでまた下請け業者に依頼するわけです。

どんどん穴掘りのごとく掘り下げられて行くので末端業者の利益は微々たるものに。それでも会社を運営する以上はやるしかないのです。

 

一方広告代理店は丸投げなのかというと実質そうなる場合が多いです。丸投げしたくて投げているわけではなく、手が回らないのです。いろんな広告やイベントを抱えているので下請け業者に任せっきりになるもの出てくるでしょう。仮にも全て自社管理にできれば利益も上がるのではないかと思いますが。人員的にかなりの人数が必要となってきます。

 

下請け業者はイベントや広告の完遂に向けて尽力を尽くしますがクライアントである広告代理店の確認や許可が必要な場面が多々あります。

先ほど述べたように広告代理店の担当者は手一杯なので確認や許可を得るのに時間がかかることが多いです。最悪担当者と一週間連絡がつかないなんてこともあります。

このしわ寄せが末端業者まで行き、案件は割とギリギリのスケジュールで進むことが多いです。言い方を変えれば末端業者になればなるほど指示待ちをしていればいいということにもなりますね。結局クライアントの意向を受け取れるのは広告代理店なので責任がかなりのしかかります。

広告代理店の人間と連絡がつかないからといって打ち合わせで名刺交換したクライアントに直接連絡を取るのはタブーとされています。(今は知らないけど)

こうして広告代理店も下請け業者も、さらに下請け業者も時間と確認連絡に追われるわけです。

負のスパイラルに陥りやすいこのビジネスモデルを今後どう変えて行くのか動向が気になります。

 

現状のビジネスモデルの問題点を考える

何が問題を起こしているのか。あくまで私的観点での意見です。

 

1.企業が成長しすぎた

会社が大きくなればそれだけ小回りが利かなくなるものです。

会社が大きくなれば維持するために莫大な利益も必要となります。原点はここではないかと思っています。

大手広告代理店に多数のクライアントが集中しているから業務量が多くなり現状では捌き切れず過労に陥る。突然には無理ですが大手広告代理店というものを無くし、皆同じレベルの会社で競争すればいい。

ただしこれはまた大手を生む原因にもなるので繰り返しとも思います。

 

2.ブランド力を求める人間の思考

ブランドものは安心安全。そう言い切れますか?

確かにいいものが大半ですが中には不良品もあると思います。人間が作っているので完璧ではない。だけどブランド力が強いと信頼できる感じがしますよね?

さらに人間は見知らぬモノには警戒しますが一度でもみたり、聞いたりしたものには根拠のない信頼感を覚えることが多いです。これがブランド力に頼ってしまうビジネスにもつながります。

マメな人は色々リサーチをして比較検討するはず。しかし会社となると前任者からの関係だったり引き継ぎだったりでなかなか状況を帰るのは難しい。だから大手広告代理店にずっと頼りっぱなしになる。

他の小さい広告代理店と比較してみたことはありませんか。安くて手厚い対応になるかもしれませんよ?予算がかなりあるから気にしないというのであればそれも一理あります。社会の金の流れを生むわけですからこれも正しいのです。

 

3.人員不足

結果これが一番正解に近いと思っています。

一人当たりの業務量が多すぎるため長時間労働になってしまう。でも会社が大きいから利益を必要とし人員を少ない状態で利益を生み、会社を維持したい。

経営者ならわかると思います。

ただ今回の電通のように問題が世の中に出てから信頼回復するのは大変だと思います。内心私はこのまま潰れてしまえばいいとすら思います。経営上のエゴで人が死んでいるわけですから。殺人に等しいと思います。

結局のところ、利益を優先すると安定を得られず、安定を優先すると利益を得られない。ということでしょう。必ずしもそうではないですが。

 

利益より立場より大切なものとはなんでしょう。少し考えればわかると思います。

どうも今の世の中、金が第一、という感じがして仕方がありません。

今度収入による幸せ度について書きたいと思います。

かなり私的感情を含んでしまい申し訳ございません。